量子ビームを用いた高性能・省エネタイヤの開発 | ||||||||
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 雨宮グループ | ||||||||
研究目標 : (1)極小角・小角・広角X線散乱法を用いたナノ粒子分散試料の構造・分散状態評価 (2)ヘテロダインXPCSによるゴム変形下でのナノ粒子ダイナミクス測定 |
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研究メンバー
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アドバイザー 岸本 浩通 住友ゴム工業 材料開発本部 主査 |
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研究概要 | ||||||||
ゴムにカーボンブラックやシリカなどのナノ粒子を混ぜると、力学特性や粘弾性特性が顕著に向上する「補強効果」が観察されます。この補強効果はタイヤなどのゴム製品を実用化する上で重要なものとなっています。環境への負荷を抑えると同時に安全性も確保するためには、より高性能な省エネタイヤの開発が求められますが、そのためには補強効果の機構を理解した上での材料設計が求められます。本グループでは、コヒーレントX線を活かしたダイナミクス測定手法であるX線光子相関分光法(XPCS)を高度化し、ゴム中でのナノ粒子ダイナミクスの観察手法を確立し、補強効果の機構解明を目指します。 | ||||||||
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